第3章 いろいろと大事なこと

 これまで、わたしがたまたま使った「折れた歯ブラシ」がわたしにかゆみを克服させてくれたという流れで述べてきましたが、本当に大事なことは、本当はほかに有ります。あくまで、スティックは、わたしにとって非常に効果がありました。しかし、根本的な解決は、日々の生活にあります。わたし自身、肉類はできるだけ控えていますし、飲料水は、できるだけ、山から汲んできた湧き水を飲んでいます。できるだけ徒歩で通勤するようにしています。食生活や入浴、生活のリズム、適度な運動など、毎日の基本的なことを大事にすることが最終的な解決となるのは、変わりません。その意味で、家族のサポートに心から感謝すべきだと思います。20歳代前半から始まったわたしのかゆみは、わたしの人生観を変えてくれました。かゆみは、わたしのそれまでの生活態度への警鐘だったと思います。




第4章 かゆみについての妄想

 かゆみとは何ぞや。ここからは、「妄想」なので、軽い口調で書きます。ほんと、かゆみって一体何なの。と思えるくらい、掻くときは最高に気持ちよく、掻いた後は、最低に後悔し、潮の満ち引きと同じく終わることなく襲ってくる。快感なのか、痛いのか、どちらかにしてと神様に言いたい「痒み」。何のために「痒い」という感覚はあるのか。ほんと学者に調べてほしいですよね。その痒みで悩んでいる人がこの世にはごまんといる。その痒みを楽しめたら、これほどの快感はこの世の快感のトップクラスでしょう。そんなことを考えていたある日、歯ブラシが折れました。それからが、なんとバラ色の人生。とまで行かなくともまた、以前の自分に戻れるという期待でちょっと幸せです。人生観は変わりましたが。それまでも、いくつか候補はありました。熱い湯を浴びる。これも、なかなかです。しかし、痒くないところが何せ「熱い!」。お灸を据える。これも、最近のマイルドなお灸だと効かない。思い切って、昔ながらのもぐさを据えたら、快感でしたが、頑張りすぎて、やけど状態となり、ぽっかりクレーターのようにえぐれてしまいました。これでは、顔には使えない。いっそのこと塩酸でもぶっかけるかなどと考えたり・・・。

 成人になったあとアトピーになる人が多いと聞きます。わたしもその一人です。仕事のストレス、人生への悩みといった自分の弱さが原因ではないかとも聞きます。でもそれでいいじゃない。痒みを克服できた今、むしろ痒くてありがとうと思えます。自分の生活を見直せたことが本当の「有り難さ」です。人生には、色々な試練があります。かゆみは、きっとその一つです。発想の転換を試すことのできる大きな資材です。ぜひ、かゆみで悩んでいる皆さん、かゆみを楽しむ方法を考えてください。そして、わたしの「折れた歯ブラシ」のような陳腐な方法でない、斬新な方法が見つかれば、ぜひ教えてくださいね。






著者略歴

昭和48年11月30日岡山県北部生まれ。

大学生活では、ボート部で、年間300日の合宿生活を送る。

アトピー歴8年。

趣味は、スケートボード、スノーボード、スキムボードといったボード系。

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